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2026.10.08 / RETAIL / ZOZOTOWN / MUSINSA

日本ブランドは韓国で売れるのか。ZOZOTOWN×MUSINSAが聖水で試す、リアルとECの海外展開

ソウル・聖水の街並み(イメージ写真・イベント会場ではありません)

日本の15ブランドを、聖水の店頭と韓国向けECへ。逆方向のブランド流通は、体験から購入へつながるか。

FACTS / 10月16日から、聖水の店舗と韓国向けECで展開予定

ZOZOは10月6日、韓国のMUSINSAと組み、ポップアップ「ZOZOTOWN in MUSINSA」を開催すると発表した。リアル店舗は10月16〜31日、MUSINSA STORE 聖水で、営業時間は11〜22時、入場無料。所在地はソウル特別市城東区聖水2路74だ。本稿公開時点では開催前の計画である。

MUSINSAの韓国向けECでは10月16日〜11月16日に展開予定で、期間が延長される可能性もある。店頭の会期が終わった後も、オンラインで商品に出会える期間を設ける構成になっている。

BRANDS / ZOZO公式発表で確認した参加15ブランド

ADRER、BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS、CLEL、FEKETE、GRANCY、GYDA、merry jenny、MONO-MART、OLUN、shesaidthat、Smyeon、SNIDEL、SNIDEL HOME、URBAN RESEARCH、WYM LIDNM。

ANALYSIS / 日本へ来る流れに加え、日本から届ける流れへ

ここからはFASHION SHIFTの考察だ。韓国ブランドが日本で存在感を高める中、日本のブランドを韓国の顧客へ届ける方向にも注目したい。今回の開催だけで流れが本格化したとは断定できないが、複数ブランドをまとめて紹介することで、単独では作りにくい発見の機会を設ける試みになる。

海外展開をECの配送先を増やす話だけで考えると、知らないブランドを購入するまでの距離が残る。素材に触れ、サイズを確かめ、着用した姿を見られるリアルな場所は、その距離を短くする可能性がある。聖水の店頭体験と、会期後まで続くECを組み合わせる設計に意味があるのではないか。

ただし、店舗を見た人が後日ECで買ったという成果は、まだ確認できない。ブランド別の閲覧、試着、購入、会期後の検索や再購入を分けて追い、どこで関心が購入へ変わるかを測る必要がある。リアルとECが同時に存在することと、両者が事業としてつながることは、分けて検証したい。

CUSTOMER / 若い顧客に、どの日本ブランドが届くのか

BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWSやURBAN RESEARCH、SNIDELやGYDA、ADRERやWYM LIDNM、さらにSNIDEL HOMEまでが並ぶ。参加ブランドの幅からは、一つの「日本らしさ」に絞るより、複数の装いと使い方への入口を用意する狙いが読み取れる。これは編集部の考察であり、特定ブランドが韓国の若者に既に支持されたという結果ではない。

若い顧客が日常のコーディネートに取り入れやすいか、SNSで見た装いを自分の体型や暮らしに合わせられるか。ブランド名だけでなく、商品の着用提案、価格、サイズ、購入後の対応までを含めて確かめたい。韓国向けECでの見せ方と、店頭で受けた質問をつなぐことも、次の展開の材料になる。

日本ブランドを海外へ届けるには、一度のイベントを販売実績のゴールにせず、現地の反応を学ぶ入口にすることが重要ではないか。今回の聖水は、その仮説を試す場として注目したい。

SOURCES / 出典・元記事URL

ZOZO/ZOZOTOWN in MUSINSA開催発表・2026年10月6日
https://corp.zozo.com/news/20261006-007668/

編集長・竹内 真はこう見る

韓国ブランドが日本で存在感を高めている一方、日本のブランドも韓国やアジアへ出ていける。その流れがもっと大きくなってほしいと思います。

ECだけで売るのではなく、聖水のような場所で商品やブランドを体験してもらい、その後もECで買える。日本ブランドを知ってもらう入口と、買い続けられる売場をつなぐモデルとして期待しています。どのブランドがどんな顧客に届くのか、開催後の反応も見ていきたいです。

確認した参照情報は公開前に確認。写真は記事テーマのイメージで、紹介企業のイベント・商品の実物や実際のサービス画面を示すものではありません。